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グリーン物流優良事業者表彰にて最高位である国土交通大臣表彰 共同受賞

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異業種連携物流効率化により長距離中継輸送におけるCO₂排出量削減

グリーン物流パートナシップ会議、優良事業者表彰式

ユニリーバ・ジャパン(東京都目黒区、代表取締役社長:ジョイ・ホー)は、ユニリーバ・ジャパン株式会社(代表取締役 山下健吾)、MGCウッドケム株式会社(代表取締役社長:田代靖)、サッポログループ物流株式会社(代表取締役社長:田島一孝)、鈴与株式会社(代表取締役社長:鈴木健一郎)、南光運輸株式会社(代表取締役社長:内田耕一郎)、株式会社PALTAC(代表取締役社長:糟谷誠一)、富士フイルムロジスティックス株式会社(代表取締役社長:三ツ井忠)、ライオン株式会社(代表取締役社長執行役員:掬川正純)の7社(五十音順・ユニリーバ・ジャパン含めて計8社)とともに、12月22日(木)、砂防会館(東京都千代田区)にて開催された「令和4年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」にて、最高位となる国土交通大臣表彰を共同受賞したことをお知らせします。

荷主企業や荷受人、物流事業者を含む異業種複数社が連携し、輸送効率の向上を図りつつCO₂排出量削減等の環境負荷低減およびドライバーの労働環境改善を実現した点が高く評価されたことによる受賞となります。

※ユニリーバ・ジャパンはこちら (PDF 452.04 KB) のケースCで参画しての受賞となります。

受賞案件概要

異業種連携による、中間拠点を起点とした中継輸送を採用した長距離中継輸送を実施

(3運行・ケースA/B/C→詳細はこちら (PDF 452.04 KB) から)

荷主企業、荷受人、物流業者が連携のうえ、輸送の起点を輸送区間の中間に置くことで、2024年残業時間規制やコンプライアンスに対応したうえで、空走距離を最大限短縮した中継輸送を実現。長距離輸送情報を集約する統合配車センターの設置や、受注情報をもとに最適な配車組み合わせを算出する自動配車シミュレーションの活用、2拠点中継輸送、フェリー輸送と陸送の組み合わせ運行、戦略車両である低床トレーラー(※1)の利用による運行を実施し、実車率の高い往復運行と車両使用台数削減によりCO₂排出量を削減しました。

※1低床トレーラー…低床型で通常より荷室内寸高が大きい車両。

<実施前>

・貸切車両による直行運行

・宿泊運行による長距離輸送

 長距離輸送、宿泊運行

<実施後>

・中間拠点を起点にした中継輸送

・待機のない日帰り運行

中距離輸送、日帰り運行

貸切車両による直行での運行を中継輸送に転換するにあたり、納品リードタイム変更、輸送経路や車両の変更(一部)などが発生し、その点について荷主企業、荷受人と物流事業者が個別に協議し調整しました。

本取り組みの背景

持続可能な社会の実現に向け、CO₂排出量削減への取り組みが物流分野においても非常に重要な課題になっています。CO₂排出量削減のためには、輸送車両や物流施設の改良などのハード面の対策のほか、配車や輸送ルートの見直し、運行効率化などソフト面の改善に加えて、荷主企業と物流業者が連携し物流全体のプロセスの見直しが必要となります。

また物流業界では、ドライバー不足や高齢化による人財確保およびコンプライアンスに対応した長距離輸送の安定的な確保も課題であり、特に、ドライバーの残業時間の上限が規制される2024年に向けて、長距離輸送の「運び方」とドライバーの「働き方」の抜本的な見直しは急務です。

上記の社会的な背景に加え、物流においては輸送効率の向上も重要な課題です。今回受賞した「中間拠点を起点にした中継輸送の実施」は、荷主企業、荷受人、物流業者が共同でそれらの課題解決の実現に向けて取り組んだものとなります。

本事業の成果

  • CO₂排出量の削減 : 合計299.3t‐CO₂(30.8%削減)
  • 実車率向上 :

事例A:89.5%(18.3%向上)

事例B:95.3%(22.1%向上)

事例C:98.0%(20.0%向上)

※事例の詳細はこちら (PDF 452.04 KB) から

  • 車両台数削減:合計759台/年(36.5%削減)

ユニリーバのサステナブルな物流への取り組み

ユニリーバ・ジャパンは、世界共通の成長戦略「ユニリーバ・コンパス」のもと、ドライバーや物流従事者の皆さまへも地球環境へも負担の少ない、よりサステナブルな物流を推進してきました。2021年4月にはお取引先さまとともによりサステナブルな物流をめざす新取引制度を導入し、1年間で物流に必要なトラックの台数を約4,000台、CO₂排出量を1,063トン削減しました。また、トラックドライバーおよび物流従事者の皆さまの作業時間を約5,800時間削減し、ホワイト物流にも貢献しています。今後も自社や直接取引のあるビジネスパートナーだけではなく、業界全体に変化を広げ、サステナブルな物流が“あたりまえ”になる社会をユニリーバ・ジャパンからつくることをめざしてまいります。

<関連情報>

・ユニリーバのサステナビリティへの取り組み:
https://www.unilever.co.jp/planet-and-society/

・気候変動/ホワイト物流への取り組み:
https://www.unilever.co.jp/planet-and-society/climate-action/

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