普通のコンディショナー・トリートメントって?
![コンディショナー・トリートメントの製法、電子顕微鏡画像](/content-images/92ui5egz/production/787e05c698f79061a018bb719a8cdb5f19f34fcf-1920x1080.png?rect=0,3,1920,1075&w=150&h=84&fit=crop&auto=format)
コンディショナーやトリートメントがどうやって作られているかご存じですか?均一で安定した製品をつくるため、一般的には工場のタンクの中で材料を調合する際、80℃前後まで熱し、剪断力を使って乳化させています。
この製法だと、上の写真のように玉ねぎの輪切りのような層状構造になり、髪の状態を整えたり、ダメージを補修したりする成分が毛髪へ効率よく吸着しません。
まるでミルフィーユ?英国の研究員が大発見
そこでユニリーバ中央研究所(英国)の研究員が開発したのが「マイクロシート製法」です。乳化の温度を60℃前後で精密にコントロールする「低温乳化製法」、できあがったコンディショナー、トリートメントをさらに磨き上げる「抜き出し時引き締め製法」の二つの独自製法を組み合わせることで、ミルフィーユ状のマイクロシートがほとんどを占める構造のコンディショナー、トリートメントをつくることに成功しました。成分は同じでも、作り方を変えると違うものができるのです。
![マイクロシート技術の説明、同じ成分でも作り方を変えると違うものができる](/content-images/92ui5egz/production/8378a4144a2226d3ee11d211fa01df68d92cf8ab-1920x1080.png?rect=0,3,1920,1075&w=150&h=84&fit=crop&auto=format)
マイクロシート製法だと何がいいの?
マイクロシート製法でつくられたミルフィーユ状のコンディショナー、トリートメントにはいくつかメリットがあります。
1. 髪の毛がより絡まりにくく
より結合した微細構造になっていることで、髪の状態を整えたり、ダメージを補修したりする成分が従来よりも効率よく毛髪へ吸着。髪がよりなめらかになり、すすぎ時に絡まりにくくなります。
![たまねぎ構造、マイクロシート](/content-images/92ui5egz/production/be99d8b88453f729290d7b7cb6a3fd9732ee81f1-1920x1080.png?rect=0,3,1920,1075&w=150&h=84&fit=crop&auto=format)
2. 製造時のエネルギー、水を減らせる
より低温で乳化させるので、工場で加熱に使うエネルギーを減らせます。また、調合タンクから取り出すときに中身が残りにくくなるため、タンクを洗う水も減らせます。
※本文に使用されている画像に関する一切の権利は、ユニリーバに帰属します。
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